恋愛しない人間が有名人のカノバレ炎上や結婚報道に思うこと【アロマンティック・アセクシャル】

私は恋愛感情を持たない性的マイノリティ「アロマンティック・アセクシャル」を自認しています。

二次元にも三次元にも「推し」はいますが、私にとっての推しと恋愛感情は別物です。

でも世の中には、推しにリアコ(ガチ恋)している人もいるわけで。

有名人の恋愛スキャンダルや結婚が報じられると、世間は大騒ぎになりますよね。

そんなときに「アロマンティック・アセクシャル」である私が何を思っているか、が今回の記事のテーマです。

なぜ炎上するのがわかっているのに恋人を作るのか？

異性に人気がある有名人に恋人がいることが発覚すると、かなりの確率で炎上します。

いわゆる「カノバレ（カレバレ？）」ってやつですね。

私は子どもの頃から恋愛感情がないことを自覚していたので、

と、ずっと不思議で仕方がありませんでした。

正直、今でも理解不能です。

特に今の時代はネットが普及しているから、一度炎上するとすごい勢いで燃え広がりますよね。

本人がファンから叩かれるのは当然として、

これらのリスクを背負ってまで、なぜ恋愛をするのか？

なぜ我慢できないのか？

恋愛スキャンダルは誰もしあわせにならない

恋愛スキャンダルで本人がダメージを負うのは、仕方がないことです。

特にリアコ(ガチ恋)営業をしている業界は、そういう商品として自分を売っているわけですから。

ただ炎上が大きくなってくると、本人だけではなく、ファンも叩かれ始めます。

よく事情を知りもしない外野が「そりゃ良い歳なんだから恋人くらいいるでしょ」「大げさだな」と言ってくるようになるからです。

炎上はさまざまな理由で発生するため、私も自ジャンルが炎上したときに思うことですが、

案件ですよね。炎上が収まるどころか火に油です。

ただでさえファンは地獄を見ているのに、さらに追い打ちをかけられるわけで。

ちなみにアロマンティック・アセクシャルだと、まったく関係がない界隈の話でも、思わぬダメージを食らうこともあります。

なんだか流れ弾に当たった気分です。

この人も異性愛者だったのかぁ…と思う

有名人の恋愛や結婚の話題は、すべてが炎上するわけではありません。

ただ炎上はしないものの、人気俳優や女優が結婚したときは「○○ショック」「○○ロス」という言葉が使われることがあります。

ファンは推しに巨大な感情を抱えているので、

いろいろな立場の人がいると思います。

ただ、特に思い入れのない有名人のニュースだった場合は、

といった軽い感想を抱くことが多いでしょう。

私も昔はそうだったのですが、最近は少し違います。

アロマンティック・アセクシャルを自認し、同じ年代の友人や同僚の結婚ラッシュを経験したせいか、

と思うようになってしまいました。

まぁ世の中のほとんどの人は異性愛者なので、当然の話なんですけどね…！

わかっていても、ちょっとショックを受けてしまいます。

恋愛感情はあったらあったで大変そう

私は恋愛感情を持っていないので、恋愛の衝動性がよくわかりません。

だから自分の立場を危うくしてまで恋愛をする気持ちが、子どもの頃から不思議でした。

恋愛スキャンダルで世間から叩かれて、人気が落ちて、グループを脱退して。

私は恋愛とは無縁な人間なので理解不能ですが、仮に自分に置き換えてみると、

オタク趣味がバレたら会社をクビになる

という状況なんですかね？

た、確かにそれはキツイ…我慢できません…！

もし本当に「オタク趣味がバレたら会社をクビになる」なら、全力で隠す方法を探すでしょう。

きっと有名人の恋愛もそれと同じで「バレたら終わり⇒でも我慢できない⇒全力で隠すしかない！」ってことなんでしょうね。

ただ有名人は一般人と違って、全力で暴こうとする側の人間（マスコミ）がいるから大変だと思います。

仮にお付き合いまでは隠せても、結婚は発表しないわけにもいきませんし、有名人の恋愛は難儀ですね。

私は一般人なわけですが、一般人としても恋愛の問題で悩まずに済むのは、ある意味ラクだなぁとは思っています。

どんなものでも長所と短所は表裏一体なので、なるべくアロマンティック・アセクシャルの長所に目を向けて過ごしていきたいですね。