【実体験】アセクシャルなオタクが二次元の「異性恋愛」に共感できなかったときの話

Aロマ・Aセク

私は恋愛感情を持たない性的マイノリティ「アロマンティック・アセクシャル」を自認しています。

そして筋金入りのオタクです。
マンガやゲームといった二次元のコンテンツが大好きです。

世の中には「異性恋愛」がテーマのコンテンツがあふれていますよね。


マンガ、小説、歌、ドラマ、映画…右も左もとにかく恋愛だらけ!

そんな創作の中の恋愛要素を

  1. エンターテインメントとして楽しめる人
  2. まったく理解できない人
  3. 嫌悪感を感じる人

アロマンティック・アセクシャルの中にも、いろいろな人がいます。

また、話の内容や表現によっても感じ方が変わってきますよね。

そこでこの記事では「②恋愛要素がまったく理解できない」パターンで、私が感じた世間とのギャップについて書いていきます。

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私が共感できなかった二次元の恋愛話(あらすじ)

とあるゲームの中に出てきた創作話(劇中劇)です。

「悲恋」がテーマのお話でした。

ざっくり説明すると、主人公の男性が叶わぬ恋をして、最終的に愛する女性のために命を落とす内容です。

  • 主人公には親友がいる
  • 面識のない女性に、主人公が一方的に恋心を抱く
  • その女性と主人公が結ばれることは絶対にありえないし、主人公の身に危険が及ぶ可能性すらある
  • 親友は心配して諦めるように何度も忠告するが、主人公はまったく聞き入れない
  • 結局、主人公は愛する女性を守るために致命傷を負ってしまう
  • 主人公は片思いのまま、親友に見守られながら息を引き取る

といった感じで、親友の存在にもスポットが当たるストーリーでした。


世間一般の感想とのギャップ

この劇中劇に対する周りの人の感想は、


泣ける……!

でした。

主人公が叶わぬ恋をして、片恋のまま愛する人のために命を落とすお話。

確かにテーマも「悲恋」なので、切ない気持ちになって泣くのが正しいリアクションでしょう。


でも私は終始イライラしてしまって、主人公にまったく共感できませんでした。

だって親友が心配して何度も忠告してくれていたのに、無視して突っ走った結果じゃん?

しかも主人公は「好きな人を守れて、こうして親友にも看取ってもらえるからいいんだ…」って満足げに息を引き取るんですよね。


親友は、大切な友達(主人公)を守れなかったのに!

私は恋心を抱いたことがないので、絶対に結ばれない片思いをしている相手のために我が身を犠牲にした主人公の気持ちが理解できません。

取り残されてしまった親友の方にどうしても感情移入してしまいます。

だから主人公に対して「いや、自己中すぎるやろ!!」ってムカついてしまったんですよね。

みんなが「泣ける……」と言っているのを見て、やっぱり私は世間とズレているんだなと再認識した出来事でした。


「恋愛物」は真には理解できないのかもしれない

世の中の99%の人は誰かを好きになるため、

  • 分不相応な恋に悩んだり
  • 気持ちを伝えられずに片思いのまま失恋したり

といった悲しい経験をしたことも、おそらくあるのでしょう。

だから「悲恋のストーリー展開」の中で、主人公のどこかに共感することができるんですよね。

でもアロマンティック・アセクシャルには恋愛感情が存在しません。

つまり、どう足掻いても、悲劇の主人公を見守る親友側にしかなれないんです。

普段の生活でも友人や知り合いが次々に恋をして、結婚して。
周りに置いていかれてしまったような、疎外感を抱えて生きているわけで…。

そんなモヤモヤした気持ちが、親友にもスポットが当たる劇中劇のストーリーで強調されてしまったみたいです


たとえ恋愛感情が理解できなくても、エンターテインメントとして楽しめる創作物もたくさんあるんですけどね


世の中にあふれている「恋愛」がテーマのコンテンツを、本当の意味では楽しめていないのかもと考えると、少し悲しいです。

しかし、どんなものにだって、人それぞれの好みがあります。

100人中100人の好みに完全に一致して、夢中にさせるコンテンツなんて存在しません。

だから世間とは価値観がズレていたとしても、自分が素敵だなと思ったものを自由に好きになっていけばいいんです。


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