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恋は本能?恋愛しない人間にとっては趣味やスポーツの一種でしかないんだけど…【アロマンティック・アセクシャル】

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Aロマ・Aセク

私は恋愛感情を持たない性的マイノリティ「アロマンティック・アセクシャル」を自認しています。

  • 自分の恋愛にはまったく興味がない
  • パートナーがほしいと思ったこともない
  • 人生に恋愛って必要なの?

そんなことを考えながら生きてきました。

この気持ちを、恋愛をする人たちにわかりやすく説明するためには、一体どうすればいいのか。

今回の記事では、恋愛しない人間にとっての恋愛を、別のものにたとえてみたいと思います。

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「恋愛」はまったく興味がないジャンルの趣味と同じ

アロマンティック・アセクシャルから見た恋愛のアレコレを「普通に恋をする人たち」に説明するとしたら、

恋愛=自分がまったく興味がないジャンルの趣味、かなと思います。

世の中にはいろいろな趣味がありますよね。


洋楽、美容、手芸、テニス、登山、釣り…などなど

でも自分が興味のないものって正直どうでもいいし、別世界の出来事ですよね。

その趣味の良いところをいくら熱弁されたところで


はぁ…そうですか…

としか思えません。

きっと自分が興味のない話題を無理やり押し付けられた経験は、誰にでもあるはずです。

それが恋愛感情を持たない人には、日常的に起こってるんですよね。


  • 世の中は恋愛を中心に回っていて
  • 何でもかんでも恋愛に結び付けてくるし
  • 恋バナは全世代共通の話題

誰とどこで話していても、恋愛がらみの話題は避けられません。


むしろ「全員が恋愛をする前提」で話が進むから、趣味の話よりもタチが悪いと思います。


たとえば「○○は人気があるから、みんなも好きで当然」ってテンションで話が進んだら


は???

って思いますよね。

流行っている歌とか、芸能人とか。最近だと鬼滅の刃とか。

まわりが盛り上がっていると「興味がない」「嫌い」「全然知らない」とは言えない空気になります。


だから適当に話を合わせたり、話についていくために知識を入れたり…


正直に「興味がない」と言っても「え~もったいない!」「絶対ハマるよ!」と言われるのが目に見えていますからね。

アロマンティック・アセクシャルにとっての恋愛って、そんな感じなんです。


恋愛もスポーツも、観戦と実際にプレーするのは全然違う

アロマンティック・アセクシャルの中には、マンガなどの創作物や他人の恋バナであれば恋愛を楽しめる人もいます。

でも自分の恋愛に興味があるか、恋愛感情を持っているかというと、まったく別の話です。

たとえばサッカー観戦が好きな人が、自分でもサッカーをやるかといったら、そうじゃないですよね。

あくまでも見るのが好きなだけなんです。

自分が選手側になることには興味がないし、想定も一切していないんです。

まぁでも、サッカーだと「やろうと思えばできる」と思われてしまうかもしれません。

なので少し例を変えてみると

  • ラグビー
  • フィギュアスケート
  • 総合格闘技
  • オートレース

などは、きっと「自分でやるのは絶対に無理!!」って思う人が多いですよね。

このように、ただ単に見て楽しむのと、実際に自分がやりたいこと・できることは違うんです。

だから恋愛は、プレー難易度MAXのスポーツのようなものなんですよね。


恋は本能っていうけど、興味も欲求もないものはない

ここまでアロマンティック・アセクシャルにとっての恋愛は

  • 興味がないジャンルの趣味
  • 自分ではプレーできないスポーツ

という話をしてきましたが、やっぱり”普通の人”に理解されるのは難しいと思っています。

恋愛をする人にとっての恋は、きっと興味うんぬんの話ではなく、自分ではコントロールできない欲求なんですよね。


まぁ私は恋愛感情がない人間なので、それも想像の世界でしかないわけですが…


私たちが言う「恋愛に興味がない」「恋人がほしいと思ったこともない」は、恋愛をする人たちにはどう聞こえているのでしょう?


  • 今までの人生で眠ったことがない
  • 眠りたいと思ったこともない

ってレベルの話なんですかね?

それは確かに「は?そんなわけないでしょ」と思ってしまいます。

でも実際にアロマンティック・アセクシャルは、恋愛への興味も欲求もないんだから、仕方がありません。


恋愛感情がないものはないんですよ!証明できませんが!!

ただアロマンティック・アセクシャルも、最近はネットニュースなどで取り上げられることが増えてきました。

多くの人に理解はされなくても、まずは存在を認知してもらうことが大切ですよね。

ここはネットの片隅の弱小ブログですが、私も引き続き発信していきたいなと思っています。

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