NISA口座は運用で得た値上がり益や配当金に税金がかからないので、とてもお得な制度です。
初心者の方が投資を始めるとき、まず悩むのが「2種類あるNISAのうち、どちらを選ぶか」ではないでしょうか?
どちらにもメリットやデメリットがあるから迷いますよね…。
そんな方のために、この記事では優柔不断な私が「一般NISA」から「つみたてNISA」に切り替えを行った理由を2つご紹介しています。
「証券会社の説明を見たけど決められない!」と悩んでいる方の参考にしていただけたら嬉しいです。
一般NISAの「非課税期間:5年」は短い
NISAでは非課税で運用できる期間が決まっていて、一般NISAは5年、つみたてNISAは20年です。
一般NISAの5年間は、実際に投資をしてみるとすごく短いんですよね。
運用期間の残りが1~2年になると、だんだんと出口戦略が気になってきます。
もし運用期間があと1ヶ月になったところで、大暴落が来てしまったらどうしよう…
うーん、株価が好調なうちに売っておいた方が良いのかなぁ?
そう、株は買うときよりも、売るタイミングを決めるときの方が悩ましいのです。
特にそれを実感したのが、今年3月のコロナショック。
株価がどこまで下がるのか誰にもわからない中で、私は一般NISA枠で購入した投資信託の多くを手放してしまいました。
しかし、株価はわずか半年ほどでコロナショック前の水準まで回復。
経済のプロですら予想ができなった状況です。
結果論ですが、あの時に売ってしまった投資信託を今も所持していれば、今も含み益でニヤニヤできていたんですよね…。
「一般NISAの非課税期間の短さはやはり悩ましいな…」と身をもって知ることになってしまいました。
その点、つみたてNISAなら非課税の期間が20年あります。
途中で暴落に見舞われても、自分年金だと思ってコツコツ積立を続ければ、最終的にはプラスになっている可能性が非常に高い。
売るタイミングを考えなくても良いことは、優柔不断な人間にとっては大きな利点です。
一般NISAの「年間投資枠:120万円」をうまく使える気がしない
一般NISAの年間投資枠は120万円です。
初心者にとってはなかなかの金額ですが、資金力がある方はお得な制度をなるべく有効活用したいですよね。
先ほどは、株は買うときよりも売るタイミングを決めるときの方が難しいとお話しました。
しかし、ETFや個別株に投資したいと考えた場合は「購入するタイミング」も、とても重要になってきます。
この株めっちゃ良いじゃん!ほしい!
でもNISAの年間投資枠…もう残ってないんだよなぁ…
買い場を待ってたら株価がどんどん上がっちゃった!
もう手が出せないよ~
「購入期限」と「上限額」が決まっている投資は、決断のハードルが高くなります。
優柔不断な人はタイミングに悩みまくり、失敗したときにはめちゃくちゃ後悔するでしょう
ストレスに耐えられなくなって、途中で投資をやめてしまうかもしれません。
でも、つみたてNISAなら
- 年間投資枠は40万円
- 購入対象は投資信託のみ
なので、あれこれ迷わず毎月33,333円の積立設定をしてしまえば解決です!
ちなみに一般NISAで投資信託を毎月10万円積立する方法もありますが、前章でお話した「非課税期間:5年」が短くて悩ましいので…。
決断とストレスの少ない投資をしたいなら、つみたてNISAが断然おすすめなのです。
NISA口座は自分の性格に合う方を選択しよう
最適な投資法は、その人の投資の目的や資金力によって異なります。
ただ一つ言えることは、投資はとにかく継続が一番大切だということです。
もし私のように「優柔不断で株の売買のタイミングに悩んでしまいそう…」という初心者の方なら、つみたてNISAから始めてみるのがおすすめです。
NISAはどちらもお得な制度であることには間違いありません。
自分の性格や目的に合った方を選び、長く投資を続けていきましょう!
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