「人生の4大コスト(結婚・家族・車・家)を捨てればFIREはヌルゲー」
最近、Twitterの株クラ界隈で話題になっているみたいです。
※FIRE=Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)
こちらの元ネタは、ホリエモンの著書「属さない勇気」です。
まぁ「普通の人」が望む幸せをバッサリ切り捨てているので、Twitterでは批判的な意見が多いですよね。
そんな人生で幸せなの?
結婚や家族を持つことを諦めてまでFIREしたくない
でも私からすると「なんで人生最大の幸せが家族やマイホームを持つことだと決めつけているんだ?」って話です。
価値観は人それぞれ!
結婚して家庭を持つことに幸せを感じる人もいれば、そうじゃない人もいます。
まぁ結婚や出産願望がゼロな人間は少数派だから仕方がないとは思いますが…
というわけで、今回は私の価値観による「4大コスト」と「FIRE」について書いていきたいと思います。
結婚のコスト:550万円
まず私は他者に恋愛感情を抱いたことがありません。
「パートナーがほしい」「結婚したい」という願望もありません。
(LGBTQIAのうちの一つ「アロマンティック・アセクシャル」を自認しています)
そもそも「興味がないもの」「ほしくないもの」を持たないことを「捨てる」「諦める」とは表現しないですよね。
他人に「〇〇に興味がないなんて人生損してる!」「〇〇を諦めるなんてもったいない!」と言われたら「ハァ??」ってなりませんか?
私にとっては恋愛や結婚がそれです。
- 世の中の全人類が結婚を望んでいるわけではない
- 「結婚していない=結婚できない」ではない
- 「結婚できない=かわいそうな人間」ではない
負け惜しみではなく本気でそう思っているのに、理解されにくい価値観ですよね。
「結婚」は私にとって興味がないもの、必要がないものなんですけどね。
家族(子ども)のコスト:6,500万円
おそらく「家族」=「子ども」のことだと思います。
ライフプランにおける三大支出にも「教育資金」が入っていますからね。
子どもには教育費だけでなく、生活費やら何やらでとてもお金がかかります。
お金がかかるから、FIREのために子どもを諦める?
否、私はそもそも出産願望がゼロです。
むしろマイナスです。
- そもそも恋愛感情がないので「パートナーとの子どもがほしい」という欲求がない
- 世の中には「パートナーはいらないけど子どもはほしい」という人もいるけど、私は自分の遺伝子を残したいと思ったこともない
生物的におかしいのかもしれませんが、欲求がないのだから仕方がありません。
出産のタイムリミットも少しずつ近づいてきていますが、特に気持ちに変化はないですね
それに、生まれてくる子どもが健常児である保証はどこにもないんですよ。
重度知的障害者の妹がいる身としては「まさか自分の子が…!」はテレビやネットの世界の出来事ではありません。
子どもを持つことはコストだけではく、多大なリスクも背負うことにもなるのです。
車のコスト:4,200万円
車の必要性は住む場所と家族構成によると思います。
私は車が一人に一台ないと日常生活がままならないド田舎出身です。
でも地元を出る気満々だったので、免許は取りませんでした!
都会は公共交通機関が充実していますし、徒歩圏にも施設がたくさんあります。
私は都会や地方都市レベルの場所に住み続ける予定なので、車は生活に必要ないし興味もありません。
もし家族がいたら都会でも車が必要な場面があるかもしれませんが、私は結婚も出産もしませんからね。
ただ何らかの事情で地元に帰らざるを得なくなってしまったら、免許取得&車は必要だと思います。
「親ガチャ」に失敗しているので、どうにか回避したいところですが…。
家のコスト:6,000万円
住居費は人生の必要経費なので、持ち家でも賃貸でもどちらにしても費用はかかります。
持ち家vs賃貸はよく目にする話題ですし、それぞれにメリットとデメリットがあります。
持ち家はうまくやれば、購入時よりも高い金額で売却して住み替えることが可能です。
なので、持ち家は「投資・資産」とも言えますが…。
正直、うまくやれる自信なんてないわ!!
私は生活レベルや資産の状況に合わせて自由に住み替えができる賃貸派です。
賃貸のリスクとしては…
- FIREすると賃貸契約がしにくくなる
- 将来的に不動産の価値が上がって家賃が高くなる可能性
があります。
でも逆に今後の人口減少によって、空き室対策で契約条件がゆるくなったり、家賃が安くなる可能性もあるわけで…。
緊急連絡先(母親)がいなくなったら購入せざるを得なくなるかもしれませんが、やっぱり現時点では賃貸派ですね。
少なくとも、一生住むことを前提に「都会の高額な新築住居」を長期ローンで購入する必要はないでしょう。
FIRE関係なく、私の人生に4大コスト(結婚・家族・車・家)は必要ないです
「人生の4大コスト(結婚・家族・車・家)を捨てればFIREはヌルゲー」
⇒そもそも4大コストは私には必要ない。結婚・家族・車・家を持たないことは、FIRE(自由)のための代償ではない。
私は30歳になった頃、
- 結婚も出産もしないのに、何のために定年まで我慢して働くのかな?
- この先、何のために生きるのかな?
と悩んでいました。
それが普通の人にとっては「かわいそう」なのかもしれないけど、そもそも価値観が180度違うわけで…。
自分に必要ない「結婚・家族・車・家」を、一般的な価値観に合わせるためだけに手に入れるのは、それこそ余計なコストを払って不幸になるだけです。
私はFIREのために4大コストを捨てたり諦めたりするのではありません。
最初から4大コストは必要がないものだから、その代わりに何がしたいかを考えた結果が、私にとってのFIREです。
正直「FIREを目指す」点においては最強の価値観で、適性がありすぎますね(笑)
ホリエモンも今回の論争の元になった著書の中で「人生の4大コストを全否定している訳ではない。ただ持つ前に自分の価値観を根本から疑って欲しい。」と言っています。
「みんながしているから、持っているから」ではなく、自分にとって必要だから4大コストにお金をかけるのであれば、コスト以上のリターンがあるでしょう。
幸せのために結婚したい人はすればいいし、子どもや家を持ちたい人は持てばいい。
そのうえでFIREを目指す人は目指せばいい(もちろん難易度は格段に上がりますが)
私は結婚・家族・車・家を最初から求めていないから、なるべく早くFIRE(セミリタイア)することによって労働由来の不幸を回避したいと思ってるのです。
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